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私のプロップトレードシステム——約 100 本の試験を回す骨格

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約 100 本の試験。名義は複数。ファームは 20 社近く。
やっていることは単純だ。シグナルを送り、ルールを守り、コピーする。

システムの骨格
  1. 規模

    約 100 本を並行

    名義は複数、プロップファームは 20 社近く。1 本に賭ける運用ではない。

  2. スタイル

    一日最大 2 トレード、1 銘柄

    1 トレードのリスクは 0.5〜1%、目標は 2〜4%、一日の最大損失は 1% 以内。

  3. マスター

    1 つの MT5 につきシグナル 1 本

    ニュース停止・週末クローズ・一日の最大損失は EA 側でプロップルールに触れないよう管理。

  4. コピー

    チャレンジは 1:1

    1 本の試験が見るマスターは 1 つだけ。USDJPY のマスター MT5 が 10 本あっても、混ぜてコピーはしない。

  5. 中枢

    Cloud SQL + Cloud Run

    試験管理とシグナルの受け渡し。開発のメインは Cursor。

いま見返すと、プロップファーム試験は約 100 本まで来ていた。名義は複数。ファームも 20 社近く。今回はそのシステムの、簡単な全容を書いておく。

エントリーロジックの解説ではない。一日の話で触れた「仕組みで回す」側の骨格だ。業者名・口座番号・コピーの実装細部は載せない。BAN 回避もあるし、読者が同じ構成をそのまま真似する記事でもない。

トレードスタイル

非常にシンプルだ。マスターはたくさんあるので、エントリーロジックやロット、ストップロス、テイクプロフィットには多少の差がある。それでも基本は同じだ。

項目 目安
一日の最大トレード 2
銘柄 1 つのみ
1 トレードの最大リスク 0.5%〜1%
目標利益 2%〜4%
一日の最大損失 1% 以内

このマスターシグナルを、1 つの MT5 につき 1 本稼働させる。その EA が、ニュース前後のトレード停止、週末前のポジションクローズ、一日の最大損失など、一般的なプロップファームのルールに抵触しないよう管理している。勝負はチャートの神業ではなく、ルールの内側でリスクリワードを続けることだ。考え方は アプローチの記事と同じ。

チャレンジ側では、そのマスターのシグナルをコピーしている。関係は厳密に 1:1 だ。1 本の試験が複数マスターを束ねることはない

USDJPY なら、違うシグナルのマスター MT5 を 10 本以上並べることもある。ただし各チャレンジがコピーするのは、そのうちの 1 本だけ。マスター A の負けは、マスター B を見ている試験には乗らない。勝ち負けの偏りを均すのは、1 口座の中ではなく、試験を何本も並行して回す側の話だ。

システム構成

箱の役割は、だいたい次の 4 層に分かれる。

構成の層(概要) Master VPS 1 台 = 1 銘柄 / 10〜15 シグナル シグナルを DB へ Cloud SQL + Cloud Run 試験管理 / シグナル受け渡し / 自作アプリ 対応マスターをポーリング Slave VPS(チャレンジ稼働) 名義専用 / AutoIt で MT5 執行 Proxifier(基本全トラフィック) Proxy PC 1 名義 = 1 固定 IP
マスターは銘柄単位、スレーブは名義単位。出口 IP だけ Proxy PC に寄せる。
役割
Master VPS マスターシグナルが稼働する箱。USDJPY、EURUSD など、1 台の VPS につき 1 銘柄。だいたい 10〜15 種類のシグナルが動いている。
Proxy PC 1 つの名義につき 1 つの IP を固定するための出口。
Slave VPS チャレンジ稼働用。特定の VPS は特定の名義専用。Proxifier で、基本すべてのトラフィックを Proxy PC 経由にする。
Cloud SQL + Cloud Run 試験の管理、シグナルの受け渡しなど、このシステムの中枢。アプリは独自開発。

VPS そのものの話は VPS の関連記事、出口 IP の話は 固定 IP モバイル Proxy に書いた。ここでは「なぜその箱が必要か」より、「箱同士がどう繋がっているか」だけ置く。

トレードのイメージ

流れは一方向だ。

  1. Master VPS 上のシグナルが動く
  2. 個人開発のプログラムが、そのシグナルを DB に送る
  3. Slave VPS が、自分が回しているチャレンジに対応したマスターのシグナルを定期的に見る
  4. シグナルを受け取れば、AutoIt による UI Automation で MT5 にトレードを出す

EA をチャレンジ口座に直接載せない。マスターはマスター、試験は試験。コピー側は「人が操作しているように見える」執行にして、試験を進める。

名義と出口の対応(例) 名義 A Slave VPS 1 ・ VPS 2 ↓ Proxifier Proxy A 固定 IP A でチャレンジ 名義 B Slave VPS 3 ・ VPS 4 ↓ Proxifier Proxy B 固定 IP B でチャレンジ
特定の Slave VPS は特定の名義専用。通信は Proxifier でその名義の Proxy へ。

例として、VPS 1 と VPS 2 は名義 A。通信は Proxy A を通してチャレンジを回す。VPS 3 と VPS 4 は名義 B で、同じことを Proxy B 側でやる。口座を増やすほど、名義と IP を揃えておかないと、あとから効いてくる。

開発は Cursor がメイン

この中枢も、Slave 側の監視も、開発環境は Cursor がメインだ。100 本を手で回す前提では、この規模は持たない。設計と運用の判断は自分、実装の手数はエディタ側、という分担になっている。

開発に詰まったときに何度もお世話になっているのが、好きなポテチだ。Kettle のシーソルト&ビネガー(新しいタブで開く)(広告)。酸っぱくて、コードと睨めっこしているときにちょうどいい。

派手な「勝てる EA」の話ではない。一日最大 2 トレード、リスクは小さく、ルールはプログラムで守り、コピーは 1:1、箱は銘柄と名義で分ける。約 100 本まで来て、まだこの骨格で回している。

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