Daily と Max は別の時計

ほとんどのチャレンジには、一日の損失上限(Daily)と、口座全体の損失上限(Max / overall)がある。両方を同時に見ていないと、Daily で死んだのに「まだ Max まで余裕がある」と錯覚する。

Daily の起算が「当日の開始残高」なのか「当日の最高エクイティ」なのかで、同じトレードでも結果が変わる。公式の Drawdown 説明文と、ダッシュボードの実数値を初日に突き合わせる。文言と実装がずれる業者は、ずれた側が審判になる。

Static、trailing、EOD trailing

種類 上限の動き 現場での感触
Static(固定) 開始残高から見た損失額。利益が出ても上限は基本動かない 一番読みやすい。含み益を吐いても、開始点からの距離で死ぬ
Trailing(リアルタイム) エクイティの最高値に上限が追従する 含み益が出た瞬間に「守るべきライン」が上がる。利確前に戻されると死ぬ
EOD trailing 日足確定(または業者定義の EOD)で上限が更新される 日内の含み益では追従しないことが多い。ただし EOD の時刻定義を確認する

「5% trailing」とだけ書いてある比較表は不足だ。何に対する 5% か、いつ更新されるか、Daily と Max のどちらが trailing なのか。当サイトの各ファームページでは、フェーズごとにこの型を分けて載せている。

試験でよく見る死に方

  • 含み益を守らず trailing に追従される

    プラスになった瞬間に上限が上がり、元のエントリーまで戻っただけで Max 到達。

  • Daily を Max の内数だと思っている

    全体 10% あるのに、当日 5% で即終了。ロットは Max 基準で組んでしまう。

  • EOD の時刻を自分の国で読んでいる

    サーバー時刻・夏時間・「取引日」の切れ目。日本時間の 0 時ではないことが多い。

  • 利益目標だけ見てロットを上げる

    合格率の話は試験の合格率。DD を無視した加速は、いちばん早い失格ルート。

管理者の運用では、一日最大 2 トレード、リスク 0.5〜1% を上限の目安にしている。リワードは 2〜4%。勝率は高くない。これは投資助言ではなく、DD の時計に対して生き残るためのロットの話だ。業者の Daily が 5% でも、自分の 1 トレードが 1% なら、連続で当たっても当日枠を食い潰しにくい。

まとめ

  1. 01

    Daily と Max を別問題として読む

    余裕があるのはどちらの時計か。ダッシュボードで初日に突き合わせる。

  2. 02

    trailing は「含み益も守る義務」

    Static より同じ % でもきつい。EOD なら更新タイミングを保存する。

  3. 03

    ロットは利益目標ではなく DD から逆算

    申し込み前の読み順は公式確認項目

投資助言ではない。各社の % と定義は変わる。ファームごとの数値は各解剖ページ、構造の前提はプロップファームの真実